2020年05月03日

ビニールの開け閉め

こんにちは。上島ひすいです。

 

本州では気温が高いため、使わないようなのですが、

北海道ではハウスの中にさらにミニハウスのようなビニールをポットの上にかけます。

一定の間隔で緑のポールが立っていますが、この上にビニールをかけるためのものです。

1本1本、土にさしてます。

 

ビニールをかける事でさらに温度を保ち、

特に夜の気温が下がり、霜が降りたりして種もみがダメになってしまわないようにするためです。

 

このビニールの開け閉めがですね。

非常に大変です。。

基本的に朝になると開けて、夕方には閉めます。

 

朝にビニールを開けて水をあげます。

水をあげた後に、気温が高ければそのまま午後まで開けていますが、

気温が低い場合には再度閉めます。

閉めたかと思えば、急に晴れ間が射して、慌てて開けたりもします。

 

開け閉めは、どうやって行うかというと、

端からまず引っ張りますが、

引っ張っても重たくて全部は開かないので、

 

この棒で押します!

専用でもなんでもない、これ使えるじゃん!という事で採用されたような

おそらくビニールを巻いていたであろう、サランラップの芯の巨大バージョンの棒です。

少しずつ移動しながらビニールを押して開けていきます。

50mのハウスが9本あり、ビニールを全部開ける作業は結構時間がかかり、
今は30〜32度で温度管理をするので、開け終わるまで1時間近く軽く低酸素状態で作業です。

 

しかし、開ける作業よりも閉める作業が大変でした。。

なぜなら、棒が使えないからです!(当たり前)

 

開けるのは、棒で押せばなんとかなりますが、

閉める場合は少しずつ重たいビニールを手元に引き寄せながら閉めていかなければなりません。

 

15時近くなると夜間の温度を保つため、全てにビニールをかけます。

ビニールをかけていると、息子がやってきました。

息子「何してるの?」
母「夜は寒いからお米にお布団かけてるんだよ」(我ながらわかりやすい説明)
息子「僕の大好きなお米?僕もやる!!あっついなぁー、お仕事大変だなぁー」(なんだその台本みたいなセリフ)

と言い、手伝ってくれました。(一瞬)

4歳児でもできる仕事ですが、
50m×9棟やるとなると、

ベテラン祖母60代選手→1時間
新人若者30代選手(農業者の中では)→1時間40分

50m9棟、4歳児でもできる仕事ですが、慣れない私はサウナ状態のハウスの中でヘットヘトになり、たまにフリーズしては作業をしておりました。

前職の時だって新人の時はめちゃくちゃ疲れてたけどそれは最初だけで、これも今だけだ、今だけだと自分に言い聞かせると同時に、この作業どうにかなんないのかな、なんか他にないのかな、あとでネットで調べよ、などと思いながらビニールをかける作業を終えました。

このビニールをかける作業は、芽が小さい間だけで、そのあとはこのビニールの作業はなくなり、ハウスの開け閉めだけでよくなるので、それまでの辛抱です。

お米の成長はというと、葉っぱが1葉から2葉になってきました。少しずつ成長するその姿に生命力を感じます。これを見ると、単純作業でもやりがいを感じられますね。

明日も頑張ります!

 

以上、

ビニールの開け閉めについて、でした!

アーカイブ