2019年12月22日

有機農業学会

12月21,22に立教大学で開催された、第20回日本有機農業学会大会に参加してきました。

 

 

 

 

立教大は以前、リハビリの資格を取るための国家試験の会場として来たことがありました。

 

 

 

 

結構迷いながら到着。

 

 

 

不耕起草生の土作りを中心とした微生物の役割や可能性を学びました。恥ずかしながら不耕起で土作りという理論があることも初めて知りました。

土壌耕起により生物の個体数はより大きな生物になればなるほど減少する、具体的には農地のミミズは不耕起栽培で個体数が137%、現存量で196%増加する(Briones and Schmidt 2017)。

 

植物共生菌エンドファイトは共生関係にあり、互いに相乗効果を与えているのは知っていましたが、具体的に作物別に良い効果を与えることも分かっていて、まさに眼から鱗でした。

エンドファイト利用型農業の考えでは、土の低栄養化(窒素濃度が低い)で増殖が良好なことで土壌・微生物診断によってより効率的に(肥料を使わない判断も出来る)行えるとのことなので、併せて必要ですね。

 

個人的には「土の有機物やそれを分解する微生物を増やすのに時間は掛かるが、やせるのは一瞬だ」という発言に衝撃を受けました。

 

であれば毎年農薬や化学肥料を使い続けてきた土は一体どうなっているのかなぁって、素人ながらに感じております。

 

 

ホテルは価格の安いところでしたが、個人的には大満足でした。また来ます。

 

 

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